お祭り人　ＭＯＭＯ－ＴＡＲＯの滋賀咲くBLOG

テレビ朝日は、１１日放送した「報道ステーション」の、
青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場に関する特集で、
無断撮影や事実誤認があるとして日本原燃から抗議を受け、
「フィンランドの部分には事実誤認があったので訂正し、
誠意をもって対応する」としているそうです。


青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場の問題は、
｢六ヶ所村ラプソディー｣と言う映画で全国的に広がり、
全国各地で自主上映され、雑賀でも開催されています。

彦根でも、自主上映を開催するために準備していて、
そこからの情報で報道ステーションでの放送や、
その後の、日本原燃から抗議文も読ませて頂きました。


確かに、無断撮影や説明不足による事実誤認も有ったようですし、
誤解を受けやすい表現もあったようです。

しかし、｢自然放射線の約１％なのに・・・多量の放射能が、
放出されているような表現があった｣との抗議文でも解るように、
少しの放射能も放出して欲しくないと感じている国民に対して、
人に害が無ければ大丈夫と考える側との意識のズレ・・・

環境管理センター長が、「完璧ではない」と発言した事に対して、
海外での再処理の技術も完璧ではないと誤解を受けるとか、
再利用可能な有用資まで「核のゴミ」と表現したとか・・・
埋設コンクリートの塊が無数に・・・を無数ではなく38個とか、
問題視する次元が違いすぎているように感じましたし、
誤解を受けると言う事は、事実では有るが説明不足と言う事です。

放射能放出を認めた上で開き直っていますが、
放送では放出そのものを問題だと国民は感じたと思います。
抗議文の一つひとつに、ツッコミを入れたい心境では有りますが、
考え方の違いや方向性の違いを感じずには居られません。


この問題は、突き詰めていくと電気を使わない生活に成ったり、
さまざまな矛盾を抱えることになる難しい問題です。
ただ、滋賀でも余呉での最終処理施設立候補問題も有りましたし、
高知県東洋町では反対運動の代表が知人であったり・・・
ボク自身の身内に広島原爆の被爆者が居たりしましたから、
無関心では居られない問題なのです。

だから、今よりも少しだけ現状を知ってもらうための・・・
映画の上映会に協力したいと思っています。
知った上で、何か自分にも出来ることから・・・
そんな気持ちを持っていただける方が増えれば、
少しでも、何かが将来に向けて変わっていくはずだと思います。



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